【メンズ必見】化粧水の種類とは?男性向けの正しい選び方を解説!
皆さんは何となくで化粧水を選んでいませんか?
化粧水にもいくつか種類があり、それぞれの肌質・肌悩みに合ったものを選ぶのが大切です。
化粧水とは精製水に保湿成分などが配合されたスキンケアアイテム。肌を保湿し、整え、滑らかにする働きがあります。
主に洗顔後に使用し、「ローション」「トナー」などとも呼ばれます。
今回は化粧水の種類や役割、選ぶ際のポイントなどをご紹介します。
化粧水の役割とは?
肌を保湿するためじゃないの?
厳密にはただ保湿するだけではありません。
- 肌を保湿する
- 肌を滑らかにする
- 肌の角質を柔らかくする
- 肌に美容成分を届ける
単純に肌が乾燥するから保湿するだけではなく、保湿によってキメを整え肌を滑らかにします。同時に、美容成分を肌に届ける働きもあります。美容成分の内容・効果は商品によって異なります。
また、肌の水分補給によって角質を柔らかくすることで、次に使用する乳液や美容液の浸透を助けます。
化粧水で肌を保湿するのは、乾燥予防以外にも目的があったんだね。
保湿というよりも、水分をたっぷり肌に補給して準備するってイメージですかね。
保湿力という点では美容液が勝りますし、水分を蒸発させないのは乳液やクリームが勝ります。
化粧水の種類とは?
さあ本題です。一体化粧水のはどのような種類があるのでしょうか?
化粧水の分け方は色々な考え方がありますが、僕はざっくり4つに分けます。
- 柔軟化粧水
- 拭き取り化粧水
- 収れん化粧水
- 美白化粧水
全然自分が今何を使っているのかわかんないよ。
成分を見てみると複数の役割を担っている化粧水もあるので、わかりづらいですよね。
順番に説明していきますね!
①柔軟化粧水
柔軟化粧水は最も一般的なものです。「保湿化粧水」あるいは単純に「化粧水」と呼ばれるもの。
肌に水分を補給するのと同時に角質を柔軟にすることで次に使う美容液やクリームの浸透を促します。また肌を保湿しキメを整え、滑らかにします。
基本的な目的は乾燥肌対策と言えます。
②拭き取り化粧水
拭き取り化粧水とは肌に水分を補給しながら、肌の汚れや皮脂、古い角質を取り除く化粧水です。コットンなどに含ませて使用します。
回数が多かったり、コットンで肌を強く擦るすぎたりすると肌を痛めてしまうので注意が必要です。
クレンジングで落としきれなかったメイクを拭き取る目的で女性で使っている人が多い印象です。
じゃあ男性が使ってもあまり意味ないということ?
そんなことはありません!
肌のざらつきなどが気になる方や皮脂が多く角質が溜まりやすい人にオススメです。
また不要な角質を除去することで肌のターンオーバーを良くすることができるので、肌トラブル予防ができます。
肌が一定の周期で生まれ変わる仕組み。約4週間かけて肌は生まれ変わります。ターンオーバーが乱れると肌トラブルを引き起こします。
また、毛穴開き・黒ずみなどの悩みがある男性は、拭き取り化粧水を使用して毛穴汚れをしっかりとケアするのがオススメです。
個人的には、「洗顔→拭き取り化粧水→化粧水→…」という流れをオススメします。
拭き取り化粧水だけでは水分補給が不十分に感じます。
③収れん化粧水
収れん化粧水とは、肌に水分を補給しながら皮脂の分泌をコントロールして肌を引き締める効果がある化粧水です。
保湿効果よりも肌の引き締めと皮脂の分泌を抑える効果を重視しているので、柔軟化粧水や美容液などとの併用が推奨されています。
基本的には化粧水や乳液で肌を整えた後に使います。
肌を引き締めると何が良いの?
肌を引き締めることで肌表面のキメが整いサラサラにキープされます。
また毛穴が引き締まることによって毛穴目立ち対策にもなります。
毛穴悩みがある男性に特にオススメです。角栓を除去した後の開きっぱなしの毛穴を収れん化粧水で引き締めることでより毛穴が目立ちにくくなります。
④美白化粧水
美白化粧水はその名の通り「美白成分」が配合された化粧水です。
「美白」を名乗るには、厚生労働省が認めた美白成分が配合されていて、医薬部外品(薬用化粧品)の承認を受ける必要があります。
美白とは、「メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ」または「日焼けによるしみ、そばかすを防ぐ」という意味。
生まれつきの肌色を白くすることや、できたシミをなくすという意味ではないので注意。
美白化粧水に含まれる代表的な成分は以下の通り。
- ビタミンC誘導体
- アルブチン
- トラネキサム酸
- カモミラET
- ハイドロキノン
- プラセンタ
- コウジ酸
- レチノール
- ニコチン酸アミド(ナイアシンアミド)
多くの美白化粧水には保湿成分もしっかり含まれています。
科学的根拠のある化粧品はつい手に取りたくなりますよね。
4種類の化粧水を紹介しましたが、この中でも個人の悩みに特化したものがあります。自分に合った商品選びのヒントになるように悩み別に知っておくべき成分を次に紹介します。
ニキビ・肌荒れ向けの配合成分
ニキビ・肌荒れにオススメの成分
ニキビ・肌荒れに悩まされている方、または予防したい方は化粧水に下記の成分が含まれているか見てみてください。
ビタミンC誘導体 | 抗炎症作用、過剰な皮脂分泌を抑える |
グリチルリチン酸ジカリウム | 抗炎症作用 |
アラントイン | 抗炎症、鎮静作用。敏感肌向け |
アゼライン酸 | ニキビ・ニキビ跡に |
オススメなのはビタミンC誘導体。美白成分でもありますが、抗炎症作用がありニキビ・肌荒れにオススメ。
ただ乾燥肌の方はより乾燥しやすくなるデメリットがあります。
ニキビケアで代表的なのが「グリチルリチン酸ジカリウム」です。こちらはニキビ・肌荒れを予防する有効成分として認められていて、「医薬部外品(薬用)」に含まれる成分。
「グリチルリチン酸ジカリウム」が配合されていたらニキビ・肌荒れ予防に特化した化粧水と判断して良いでしょう。
エイジングケア向けの配合成分
実はエイジングケアに定義はありません。名乗ろうと思えばどんな化粧品でもエイジングケアを名乗れます。エイジングケアに適した化粧水の特徴は3つ。
- 保湿力がより高い
- 抗酸化作用のある成分が配合されている
- コラーゲンやエラスチンの生成をサポートする成分
①保湿力がより高い
加齢とによって乾燥しやすくなった肌のために、エイジングケア化粧水は保湿力がより高くなっています。
プロテオグリカン・ヒアルロン酸が高濃度で配合されていたり、セラミドが配合された化粧水がオススメです。
②抗酸化作用がある成分が配合されている
「抗酸化=エイジングケア」です。肌の酸化は防ぐのはエイジングケアではとても大切となります。肌の酸化が進むと、シミ・シワの原因となります。
ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体、ポリフェノール、フラーレンなどが代表的な成分です。
③コラーゲンやエラスチンの生成をサポートする成分
肌が老化することで、真皮のコラーゲンとエラスチンが減少します。コラーゲンは肌の弾力・ハリを形成するタンパク質であり、エラスチンはコラーゲンを支えている繊維です。
これらが減少することで肌のハリ・弾力が失われます。
エイジングケア化粧水には、コラーゲンとエラスチンをの生成をサポートする成分が配合されていることがあります。
代表的な成分はビタミンA誘導体(レチノール)、ビタミンC誘導体、ナイアシン、幹細胞培養液などがあります。
さっきから思っていたけど、ビタミンC誘導体が優秀すぎない?
ビタミンC誘導体は実にさまざまな役割があります。なのでビタミンCを配合した化粧品はとても多いです。
自分の肌質にあった化粧水の選び方
次は自分の肌質にあった化粧水の選び方を解説します。
自分の肌質がわからないという方は下記の記事から肌質診断をしてみてください。
乾燥肌の場合
セラミドやアミノ酸、コラーゲンなどが配合された高保湿タイプの化粧水がオススメです。
乾燥肌の方は化粧水・乳液だけではなく、クリームや美容液を使用してしっかり保湿してください。
脂性肌の場合
脂性肌の方は皮脂の過剰な分泌をコントロールする化粧水を選ぶことが大切です。オススメはビタミンC誘導体が配合された化粧水。ビタミンCは過剰な皮脂の分泌を減らします。
毛穴の引き締めや詰まりの改善にも効果的で脂性肌の方にとって嬉しい作用がいっぱいです。
脂性肌の人でも保湿は大切ですが、テクスチャーはさっぱりとしたものが良いでしょう。
さっぱりタイプの化粧水にはプロテオグリカンや加水分解コラーゲン、アミノ酸誘導体などが配合されています。
ニキビに悩んでいる場合は、抗炎症作用のあるグリチルリチン酸ジカリウムが配合された化粧水もおすすめです。
混合肌の場合
インナードライ状態の混合肌は角質まで浸透しやすい保湿成分であるセラミドやアミノ酸が配合された化粧水がオススメ。中はしっかり保湿し、肌表面は皮脂をコントロールするイメージ。
テカリが気になる人はビタミンC誘導体の化粧水がオススメですが、人によっては皮脂が少なくなりすぎて逆に乾燥してしまい刺激になることも。
夏はさっぱりタイプ、冬はしっとりタイプなど季節によって使い分けるのがオススメ。
ほどよくしっとりし、ベタつかない使用感のものが良いですね。
敏感肌の場合
敏感肌とは、肌のバリア機能が低下して刺激を受けやすい状態のことです。よってバリア機能を補うセラミド、アミノ酸などが配合された低刺激で高保湿の化粧水がおすすめです。
またアルコールや香料、防腐剤など肌に刺激となる成分はできるだけ避けましょう。敏感肌用と表記のある商品を選べば確実。
赤みやヒリヒリ感が気になる場合は、トラネキサム酸やグリチルリチン酸ジカリウムなど、肌荒れを抑える成分が配合されたものもおすすめです。
敏感肌や乾燥肌などのバリア機能が低下しているお肌では水分がすぐに蒸散してしまうため乾燥しやすくなります。
なのでしっかりと乳液やクリームを使用して潤いを保ちましょう。
1度は試すことが大切
ざっと化粧水の種類と選ぶポイントを解説しましたが、ここまではあくまで数多ある商品の中から自分に合いそうな化粧水を絞り込むための指標です。
実際自分に合うか合わないかは使ってみないとわかりません。自分が求めている成分が配合されている化粧水でも、使って肌が荒れてしまうなら今すぐ違うものを試した方が良いです。
1番良いのはサンプルを試すこと。サンプルがない場合は商品を購入するしかないですが、使い切るまでに特に嬉しい変化を感じれなかった場合は自分に合ってないかもしれないので違う商品を試してみても良いかも。
ストレスや加齢や生活習慣によって自分に合う化粧品は常に変化します。
自分の肌としっかりと向き合いながら、今の自分にはどんな化粧水が良いのかを考えるのが大切ですね。
いかがでしたか?話題の商品をとりあえず試してみるのもありですが、全ての人にピッタリ!という化粧品はほぼないでしょう。
皆さんの正しい商品選びを始めるきっかけになれれば幸いです。